中国語、始めます
今日 (2/2) から、中国語の勉強を始めて、3/29のHSK3級取得、5/16のHSK4級取得を目指します。
HSKとは、中国政府公認の中国語検定試験で、1級が最も初歩で、6級が最高レベルとなっている。中国語の検定は、TOEICの様に試験に特化した勉強をしなくても十分合格できるらしいので、学習目標として適切だろう。私が目標とする、HSK3級というのは大学で第二言語として中国語を学ぶ人の2年生前期レベル、HSK4級は2年生後期レベルらしい。ちなみに、留学する場合は一般的に、理系の学生ならHSK4級、文系なら5級で6割以上の点数を獲得できる力が求められる。中国で仕事をしようと思ったら、最低でもHSK5級以上のレベルは必要のようだ。
私の現在のレベルとしては、知ってるフレーズはニーハオとタジャハオのみで、数字は1〜8まで数えられるぐらい。
勉強を始める特別な理由があるわけではないのだが、『三体 (劉 慈欣)』を読んで中国文化に興味を持ったり、1月に上海に行って中国経済の勢いを生で感じたことなどから中国語を学びたいという気持ちが高まってきた。要するに趣味です。
勉強する必要があるわけではなく単なる思いつきなので、そこまで長くモチベーションが維持できることは期待できない。5月まで短期集中で学習することとし、その後のことは5月に考える。もし3/29にHSK3級を取れたら、自分へのご褒美として深センに旅行に行こうと思っている。深センで改めてモチベーションを高めた上で5/16のHSK4級取得を目指す。
とはいえ、全く勉強方法が分からないので、『HSK 中国語検定 最強の学習法 (三宅裕之)』を読んで学習計画を立てた。以下に最初の2ヶ月でやることを抜粋する。
発音の基礎を固める (2/3〜3/28)
- 今すぐ「2カ月の発音トレーニング」の覚悟を決める。
- 週に10時間の学習時間が取れる場合でも、最初の2カ月はひたすら発音練習。
- ひたすら発音だけだと勉強がイヤになってしまうので、並行してあいさつのフレーズを覚えたり、基本的な文法ルールも学びはじめたりする。
- 2カ月の発音の基礎固めで目指すゴールは2つ。
- ピンイン表の端から端までを、声調まで入れて、正しく読めて、聞き分けられるようになること。
- 「第1声+第3声」「第4声+第2声」など、2音節の組み合わせが正しく発音でき、かつ聞き分けられるようになること。
- 使用するテキストは『紹文周の中国語発音完全マスター』
- 勉強中、「ずっと口が動いている」のが正しい。口が疲れてきたら、「できている」証拠。
- 「1600個の音」を毎日声に出してみよう。
- 自分の発音を録音して、「苦手な音」をつぶしていく
- 手鏡を使えば「できているつもり」を避けられる。
- 発音はできるだけオーバーに。たとえば、声調を強く意識すること。
- 中国語を話すときは、大きな声で激しく攻撃的な雰囲気で。
シャドーイングで4技能を伸ばす (3/1〜3/28)
- 学習の柱はシャドーイング。シャドーイングで4技能を一気に鍛える。
- 教材は一冊に絞る。たった一冊の教材を世界一やり込む。
- Audacityでシャドーング用教材を作る。
- 会話文だけでなく会話文じゃない文章のシャドーイングが必要。
- 使用するテキストは『新ゼロからスタート中国語 文法編 (王丹)』
- シャドーイングの5ステップ
- 優先すべきはスピードよりも正確さ。感情を込めてシャドーイングするとさらに効果的。
- 文法は簡単なので、シャドーイングの5ステップの過程で基本的なものは身につけられるらしい。
単語を暗記する (3/1〜3/28)
- HSK3級レベルの単語を下記の4つのレベルで覚える。
- 単語を見て正しい発音で読める。
- 単語を見て日本語で意味を言える。
- 日本語を見て中国語単語が言える。
- 日本語を見て中国語単語が書ける。
- 使用する教材は『中国語検定HSK公認単語トレーニング』というアプリ。
- 一つの単語に対して、意味は一つ覚えれば良い。
- 例文はざっと見るだけで良い。
- 但し、HSK4級までの接続詞と副詞については、日常会話や作文で多用するため、例文も覚えたほうが良い。
過去問で試験の癖を知る (3/21〜3/28)
- 過去問をやる。
- 解いた後は、語彙チェックとシャドーイング中心にしっかりと復習する。
以上の計画で、ゼロから中国語の勉強を始めて、約2ヶ月でのHSK3級取得を目指します。4月〜5月の計画はこの計画の進捗を踏まえて2ヶ月後に考える。